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常位胎盤早期隔離について
今回のテーマは「常位胎盤早期隔離」についてです。 なんか難しくて読みたくなくなる字ですが、わかりやすく解説します。 簡単にいうと胎盤が生まれるより早くはがれて激しい激痛と出血にいたるので危険度が大 詳しくは下記で・・・ 常位胎盤早期隔離とはなにか? ・胎盤がはがれ、大出血するトラブルです。母子ともに危険なので、一刻も早く病院へ どんな病気なのか? ・赤ちゃんの命綱、胎盤が機能しない 赤ちゃんが子宮の中にまだいるのに、当然、通常の位置にある胎盤がはがれて、子宮内に血腫を作ります。 最初のうちは、子宮からは少量に出血しかないことが多いようです。 ママが出血のためショックやDICを起こすと、生命にかかわることもあります。胎児死亡を起こすこともあります。 早期に発見することが一番なので、お腹が硬く張る、強い腹痛、胎動を感じないなどがあったらすぐ受診します。 とくに妊娠中毒症などリスクをもつ人は要注意。 原因には何があるの? ・妊娠中毒症のひとは起こしやすい。 妊娠中毒症や、IUGR(子宮内胎児発育遅延)、絨毛膜羊膜炎の人は起こしやすいので、注意が必要です(常位胎盤早期剥離のうち、40%が妊娠中毒症をもっています)。 喫煙者に多いという報告もあるので、喫煙者は早く禁煙しましょう。 また、自動車の事故や、自転車に乗っていて転倒したなど、お腹を強く打ったときも危険です。妊娠中もシートベルトはしたほうが安全です。 症状はなにがあるの? ・激しい腹痛、お腹が硬くなる 軽いお腹の張りがだんだん強くなり、おなかはカチンカチンに硬くなり、板のように感じます。(板状硬) また、突然、激しい腹痛から始まることもあります。こういった状態になっていると、赤ちゃんを助けるのは難しいものです。 常位胎盤早期剥離は、早く見つけられれば見つけられるほど、ママにとっても赤ちゃんにとってもいいのです。 切迫早産の症状とにていますが、お腹の張りで出血を伴うとき、お腹を打ったときなどはかならず受診しましょう。 治療にはなにがあるのか? ・帝王切開をして、DICを予防します。 輸血や輸液でママの全身状態を管理しながら、出来るだけ早く帝王切開します。 新鮮凍結血漿や血小板血などの輸血のほか、DICの治療として、抗疑療法を行います。 最新たまひよ妊娠大百科より抜粋 前置胎盤ってなんでしょう?
今回は前置胎盤について紹介します。 前置胎盤とは ・通常は子宮底にある胎盤が、子宮口をふさぐ下がっている状態。お産は帝王切開になります。 どんな病気なのか? ・胎盤が下がり、子宮口をふさぐ状態 胎盤は通常は子宮底にありますが、なんらかの理由で胎盤が低い位置につき、子宮口をふさぐ場合があります。 胎盤は赤ちゃんの命綱。妊娠中、おなかが張って出血したり、お産のとき、赤ちゃんより先にはがれると危険です。 昔は大出血で初めてわかりましたが、今は超音波検査で胎盤の位置が確認されるので、自覚症状がでる前に診断がつきます。 前置胎盤と診断されたら、出血やおなかの張りなどに注意し、これらの症状があったら早めに受診しましょう。 症状には何があるの? ・始めに出る症状はおなかの張り、出血 妊娠中期は、軽いおなかの張り、少量の出血(警告出血)が見られることもありますが、際立った症状はありません。 妊娠末期になると、突然、大量に出血することがあるので危険です。陣痛が始まると多量に出血します。 検査には何があるの? ・超音波検査で胎盤の位置を確認 超音波検査で胎盤の位置はわかるので、妊娠20週過ぎに(前置胎盤)と診断されることもあります。 ただ、子宮が大きくなっていくにつれ、胎盤も上の方向に引っ張られていくので、前置胎盤でなくなることも少なくありません。はっきりと診断できるのは、妊娠27〜28週になるでしょう。 治療法はなにがあるの? ・妊娠中は安静に、出産は帝王切開で 前置胎盤と診断された場合、少量でも出血があったら、出来るだけ安静を心がけましょう。 出血がたまらないときは、入院します。抗生剤、子宮収縮抑制剤を使って、安静を保ちます。 出血の有無にかかわらず、前置胎盤のときは、妊娠36〜37週になったら帝王切開をします。 最新たまひよ妊娠大百科より抜粋 知らないうちに子宮頸管無力症かも
今回は子宮頸管無力症です。 どんな病気なのでしょうか? ・前触れもなく子宮口が開き、流・早産の原因に・・・ なんの兆候もないまま、子宮口が開いてくるトラブルで、流・早産の原因になります。 子宮の内圧が高くなってくる妊娠18〜24週ごろに多くなるそうです 頻度は全妊娠の0.05〜0.5%といわれています。 原因とは何? ・感染や先天的な筋肉の弱さです。 子宮頸管の感染(この場合は、軽いおなかの張りを感じることが多いでしょう)、先天的に子宮の筋肉が弱い、頸管に傷がある(前回のお産で傷ついた)などが原因です。 症状とはなにがある? ・自覚症状はないことが多い 軽いおなかの張りを感じるひともいますが、なんの自覚症状もないまま突然破水する人もいます。 特に初産の人は気がつきにくいようです。 検査は何をする? ・超音波検査で頸管長をチェックします。 超音波検査で、子宮頸管の長さをチェックします。 妊娠20週で2cm以下は要注意です。 多児や、前回、流・早産だったひとはリスクが高いので、よく調べます。 また、出血やおりものの様子を見たり、内診して子宮頸管のやわらかさ、子宮口の開き具合を調べることもあります。 治療法はなに? ・子宮口を縛る手術(頸管縫縮術)を行います。 シロッカー氏手術は内子宮口、マクドナルド氏手術は外子宮口を縛ります。 手術のあと、多少お腹が張ることがあります。 また、感染対策として、膣を洗浄したり抗生剤を使います(縫縮術のあとも使います)。 最新たまひよ妊娠大百科より抜粋しております。 切迫流産には気をつけて!
今回のテーマは切迫流産です。 どんな病気なのか? ・流産しかかっている状態です。 出血やお腹の張りなど流産の兆しはあるけれど、子宮頸管はまだ閉じていて、妊娠継続が可能な状態です。 今は、超音波検査で胎児の心拍が確認できるので、流産かどうかの診断が正確に出来るようになりました。 原因とは? ・赤ちゃん側、ママ側双方に考えられます。 受精卵が着床する位置や過程で出血することはよくあります。 絨網膜下血腫や子宮頸管無力症などママ側の原因があることもあります。 症状とは? ・少量に出血やお腹の張りがあることも 少量の出血(通常の月経のときよりも少ない)、お腹の張りや痛みなどがあることが多いでしょう。 検査は何をする? ・超音波検査で心拍を見ます こまめに超音波検査をして、胎児の心拍を確認します。 胎児心拍が確認されれば、出血があっても流産する可能性は3%しかありません。また、妊娠初期に出血があってたという人は約20%いるといわれています。 逆に心拍が見えなければ、今、出血やお腹の張りなどはなくても、流産する可能性があります。 また、子宮頸管無力症がある場合には、内診で子宮口の開き具合を調べたり、超音波検査で子宮頸管の長さを測ることもあります。(短くなると流産しやすくなります) 治療方法は? ・安静にするんが基本 受精卵に異常がある場合、切迫流産を止める治療法はありません。 ただ、切迫流産の症状が出ているときに原因がわかるわけではないので、安静にして、経過を超音波でみます。 止血剤や子宮収縮抑制剤を処方される場合もありますが出血やお腹の張りをある程度抑えることはできても、切迫流産の根本治療にはなりません。 子宮頸管無力症の場合は、安静にして、時期をみて手術します。 赤ちゃんへの影響 ・誕生後の赤ちゃんの元気さには関係ありません。 切迫流産を経験すると、「元気に生まれてくるだろうか?」と心配するママがいますが、切迫流産を乗り越えたということは、赤ちゃんが元気だという証です。 子宮内での発育、及び誕生後の発育、成長については、切迫流産を経験しなかった赤ちゃんと同じと考えましょう。 ここで一つ豆知識講座!! 絨毛膜下血腫とはなに? ・絨毛膜と子宮内膜の間に出来た血腫(血の塊)で、妊娠早期に良く見られます。 超音波検査の画面では、子宮の卵膜下にフリースペースとして見えます。 受精卵は子宮内膜に着床すると、絨毛組織を内膜に伸ばして、胎盤を作り始めます。 そのとき、子宮内膜の血管が壊されるので出血が起き血腫が出来ることがあります。 その血が子宮の外に出てくるとママが気がつき、出血したときに出るプロスタグラマンジンという物質がお腹の張りや腹痛を起こします。 血腫が大きいと流産するおそれがありますが、小さいときは自然に吸収されます。 最新たまひよ妊娠大百科より抜粋しております。 妊娠悪阻(重症つわり)はキツイ
今回は妊娠悪阻(にんしんおそ)について書きたいと思います。 どんな病気なの? ・つわりが悪化し治療が必要な状態 通常、つわりは妊娠5〜12週ごろに、吐き気、食欲不振、嗜好の変化などを引き起こすものです。ただ、時期がくれば自然とおさまってきます。 妊娠悪阻は、つわりが重く、水も飲めない状態になり、脱水症状などを起こすので、治療が必要です。 ・ [:病院:]原因とは?はっきりした原因はまだ不明 つわりの時期がHCGの分泌が急に増える時期とちょうど重なるので、HCGが関係しているのではといわれていますが、それだけだは説明がつかず、原因はよく分かっていません。 家族関係のストレス、妊娠への不安など、精神的な要素も関係するといわれています。 症状は? ・脱水症状や体重激減に要注意 ●水も飲めない ●1日に何回も吐く ●尿の量が極端に減る ●体重が激減する ●妊娠中期になってもつわりが軽くならない、などは要注意です。早めに受診したほうがいいでしょう。 「つわりだから仕方ない」と我慢していると、極端な場合、めまいや頭痛、意識障害が起こる場合があるそうです。 検査は? ・尿中のケトン体などをチェックする 尿検査をしてケトン体があるときは、脱水や栄養不足を引き起こしています。肝臓や腎臓など、全身の状態を調べます。 治療法は? ・ブドウ糖やビタミンなどを点滴 ブドウ糖や電解質溶液、ビタミンB群やビタミンCなどの点滴を行います。点滴は栄養剤ですから、催奇形成(奇形を起こすおそれ)を心配することはないようです。 点滴は外来でも受けられますが、よくならないときは入院になります。精神的なものが原因のこともあるので、入院して環境が変わると治る人もいます。 最近、つわりの重いひとには胃の中にピロリ菌がいる率が高く、エリスロマイシンなどの抗生剤を使うと効果的、という報告もあるそうです。 つわりは安易に考えているとあとが恐ろしいことが分かりますね。 僕の妻も多分軽い妊娠悪阻だったんじゃないかと思います。 1日に吐く回数が6〜7回でほとんどの食べ物を受け付けずにいたからです。しかし様子をみて受診しようとしてはいたのですが、だらだらと日数がすぎて気付いたら1日に0〜1回になっていたので結局受診することもなく安定期にはいって一安心している今日このごろです。 最新たまひよ妊娠大百科より抜粋しております。 でもみなさんはつわりが酷かったら一度医師に相談することをおすすめします。 クアトロテストってご存知ですか?
皆さんはクワトロテストご存知ですか? クワトロテストとは・・・ 年齢を問わず、希望される全ての妊婦さんが受けられる血液検査だそうです。この検査を受けるのに最適な妊娠週数は15週から18週(15から21週6日まで検査可能)です。この検査では、お腹の赤ちゃんが開放性神経官奇形、18トリソミー、ダウン症候群等の先天異常である確率が個別に示されるとのことです。 検査の仕方は・・・ 妊婦さんの腕から少量の血液を採取し、血中の4種類の蛋白物質等を測定します。検査結果は以下のような多くの因子の影響を受けます。 ●採血日における妊娠週数 ●妊婦さんの体重、人種及びインスリン依存性糖尿病の有無 ●胎児数(単児、双児まで) これらの因子及び妊婦さんの年齢と家族暦を考慮し、個人の確率が計算されます。 このクワトロテストはまだ新しい検査だそうです。 米国Genzyme Genetics社におけるクワトロテストによる検出率は、およそ以下の通りです。 ●開放性神経官奇形児 75% ●18トリソミー 60〜80% ●35歳未満の女性でのダウン症候群 75〜80% ●35歳以上の女性でのダウン症候群 85〜95% 僕の見解では危険ではないし少しでも丈夫で元気な赤ちゃんを産む為にも受けて見るべきだと思います。妊婦さんの不安を少しでも取り除き負担を減らし、出産する妊婦さんが安産で産めるよう夫の僕達は協力していくべきだと思います。 1
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